【反対】「親の言うことを聞きなさい」という、親も子どもも得をしない言葉。

親の言うことを聞きなさい!!」と言う言葉。言ったことのある親もいれば、言われたことがある子どももいるだろう。だからこの記事に辿り着いたのだと思う。僕はこの「親の言うことを聞きなさい」という言葉に反対だ。

【反対!!】「親の言うことを聞きなさい」

1.子どもは所有物ではない

親は子どもを所有したがる。それは親の言うことを聞く子が世間的に言う良い子だからだ。そのため親は子どもにあれこれ指示を出し道を決めようとする。そして道を外れそうになると「親の言うことを聞きなさい」と言いだすわけだ。

確かに親としての責任であったり、子どもを立派に育てたいという気持ちがあるのは分かる。しかし「親の言うことを聞きなさい」と言う言葉には、どこか上辺だけのエゴイズムが働いているようにしか思えないのだ。

親の言うことを聞く子ども = 素直な良い子 ⇒ 親の誇り

その根底にはこの考え方が根付いている。ちゃんと言うことを聞く子どもは世間的に良い子として捉えられていて、そのように子どもを躾た親は立派だと言われるのだ。これが間違いの始まり。

自分の子どもを良い子に仕立て上げることで、親としての責務を果たしたように思っているのかもしれないが、それはだた子どもを所有して飼いならしただけである。

子どもは操り人形ではない、自由な人間だ!!

2.ダメダメダメダメの嵐

「あれをしてみたい!!」「ダメ」、じゃあ「これをしてみたい」「ダメ」、「どれならしていいの??」「これ」、「でもこれ面白くなさそう」「これが一番安全で良いの」、「…はい」。子どもが悲しい顔を浮かべているのが目に浮かんでくる。

親の口癖は「ダメ」しかないのか!! と疑いたくなるほど「ダメ」で溢れている。ケガをさせたくない、病気にさせたくない、失敗したら大変。子どもを守ろうとする様々な感情が働いて、「ダメ」という言葉を発しているのだろうが、それは子どもの成長を止めているだけに過ぎない。

世の中において経験に勝るものはない。ちょっとしたことでも経験しておくと、自己反省から問題解決をし、次の成功に繋げる力を養うことが出来る。経験する前に「ダメ」の一言で止めてしまうのは、とっても勿体ない事なのだ。

そうだと分かっていても言うことを聞かない子どもには、「親の言うことが聞けないの!?」と説教をするのだろうな。

親の言うことではなく、経験が子どもを大きくする。

3.「なぜ」を教えてあげる

子どもを縛り付けてはいけないが、子どもが本当に危険なことをしようとしているのなら止めなくてはならない。でもその時に「言うことを聞きなさい!!」と言ってはいけない。言うことを聞かせるのではなく、自発的に止めるように促せばよい

そして、どうすればもっと安全に子どものやってみたいことをさせてあげられるのか、一緒に考えるのだ。

  • なぜそれをすると危ないのか
  • 人に迷惑をかけてしまうかもしれない
  • どうしたらもっと安全に出来るかな??
  • もっと簡単に出来る方法はないかな??

強制して道を決めてしまうのではなく、あくまでも子どもが自発的に道を選べるように手を差し伸べてあげる。そうすれば子ども自分の頭で考え、より安全な方法で実行に移してくれるだろう。

子どもの自発的な学びをサポートするのが、親の役目

4.子どもの未来は子どものもの

子どもの将来の夢までも「言うことを聞きなさい!!」で決めてしまう親がいるが、そんなことをしては絶対にいけない。まだ反論してくる子どもなら良いが、反論せず「親の為だから」と心の底で思い込み、言う通りの仕事に就く子どももいる。

やりたくもない仕事に就き、どんどん精神がすり減って、しまいには自殺してしまう子どもだっているかもしれない。その時「会社の責任だ!!」と親は言うのかもしれないが、それ以前に子どもの進む道を強制してはいなかったか、と自分に問うべきだ。もちろん劣悪な会社環境を作った会社も悪いが。極論なので、悪しからず。

子どもが「嫌だ!!これがしたいんだ!!」と、自分の意見をはっきりと言ってくれるなら楽だろう。しかしなかなかそうもいかず、自分の意見を奥底にしまいこんで話さない子どもが多い。だからこそ「言うことを聞きなさい!!」ではなく、そばで話を聞く姿勢を取ってほしいのだ。

  • どんなことをしてみたいの??
  • それをするには、どんなことををしなくてはいけないの??
  • 協力できることがあったら言いなさいね??

このように子どもの言葉に耳を傾け、進みたい、やってみたい道へと進ませてあげよう。また、長年生きてきた親の知恵を授けてあげてほしい。親の経験が子どもの役に立つことは昔から変わらない。

「父さんも昔、一念発起で仕事を辞めてな。こんなことをしたんだが、失敗してな(笑)原因はな、きっとこれだったんだと思う。だからお前もそういうことには気を付けてやってみるんだよ??」

子どもが小さい時から、先人の知恵をもって傍でアドバイスをしてあげられる親と言う存在を無駄にしないでほしい

子どもの良き相談者になってあげよう。

5.子どもよ自分の意見を持て

ここまで親に対して書いてきたが、子どもにだって言いたいことはある。親に言われたくらいで、メソメソしてるんじゃない。そして親の愚痴をネットに書いて満足するんじゃない。それじゃあ、何にも変えられないことは知っているだろう??

なかなか自分の素直な気持ちを言いにくい親かもしれない。自分の道を強制しようとする親かもしれない。むしろ甘やかしすぎる親なのかもしれない。でも全て親のせいではないはずだ。

少し勇気を振り絞って「これをしたいんだ!!」と伝えてみることで、親の態度は一変するかもしれない。もしかしたら協力してくれるようになるかもしれない。親の態度を変えたいのなら、まず自分の態度を変えてみることだ。まあこれは親にも言えることだけれど。

少年よ、自分の心の言うことを聞きなさい!!

最後に。

僕はずっと親の言うことを守って生きてきた。特に高校までは。しかし一言「進みたい道がある」と親を説得してから、僕の人生は変わったし親も協力してくれるようになり、「言うことを聞きなさい!!」と言わなくなった。

親も子どもも変わることが出来る。そしてお互いに協力して、良きパートナーとして歩んでいってもらいたい。